レメディー・テーマ:

落ち着きの無さ、心配、閉所恐怖症

着眼点:

アージ・ニットの症状には典型的なパターンがあります。何か差し迫った行事(例えば、運転試験、テスト、結婚、歯科検診等)があり、患者が心配し始めた時に使用します。その事を考えれば考える程、症状が悪化する場合です。こういう状態の時には、患者には時間が引き延ばされているように感じられ、いろいろな事を早く終わらせてしまいたがります。しかし、バタバタと躍起になることで、彼らの心配は、より悪化します。それはまるで、まったく釣り合いを失って渦巻いている恐怖の中に閉じ込められてしまっているようです。例えば、高所恐怖症の人たちは、窓から外を見て、そこから落ちたらどんなにひどい目にあうだろうかと考えます。そして、おかしなことに、実際に窓から身を乗り出して外をのぞき、恐怖を最大限まで押し広げ、それまで以上に心配するのです。

典型的な症状:

行事の前の心配や懸念。閉所恐怖症。不安(アルセニカムジェルセミウムフォスフォラス参照)。心配からくる下痢や胃の不調。甘い物で体調が悪くなり、吐き気とガスで胃の調子が悪くなります。不安からくる震えを伴う頭痛。他のアージ・ニットの症状は、このレメディーの原材料である硝酸銀の持つ激しい性質に関連しています。このため、粘膜の潰瘍、特に、胃潰瘍や目と瞼の潰瘍に効果があります。

ペットに対するレメディー選択:

ショーの舞台での動物の不安感にはこのレメディーが必要です。数粒使用すれば、緊張と興奮を鎮めることが出来ます。この他、同程度の不安感を掻き立てるどんな事柄にも応用できます。