- ヘパ・サルファー
- チーズのような分泌物とヒリヒリする潰瘍が鼻孔にできます。カタルは濃くていやな匂いがします。ヘパ・サルファーの患者はあらゆる冷たさに非常に敏感です。冷たい空気でくしゃみをし、何か冷たいもの(冷たい手すりなど)に触ることで症状が悪化していっそう彼らをイライラさせます。
- ケーライ・ビック
- 目の上や頬などの小さな部分に局在する顔の痛みを伴う典型的な副鼻腔炎の症状を示します。カタルが見られる場合は、通常、ネバネバしているか又は濃くて粘着性のあるものです。初めのうちは、カタルは濃くて白いですが、症状が進むにしたがって、緑がかった黄色になります。鼻の中の皮膚が堅くなったり、潰瘍を伴う乾燥した鼻のうっ血症状がある場合にも効果的です。ケーライ・ビックの症状は一般的に熱で改善しますが、朝と、暑い天候で悪化する場合があります。
- マーキュリー
- マーキュリーの副鼻腔炎では顔の骨が痛みます。全ての症状は夜に悪化し、極端な温度で悪化します(このタイプの患者はこの意味ではまるで晴雨計のようです)。カタルは緑色で血が混じっていることが多く、非常にいやな匂いがします。鼻に潰瘍ができたり、ヒリヒリすることがあります。(腐食性の分泌物を伴う)唾液の分泌量が増えてのどが渇き、舌が湿って息が臭いというのがこのレメディーの目安となります。太陽に当たるとくしゃみが出ます。
- プルサティーラ
- このレメディーは片側に出る症状に適応性があり、カタルや副鼻腔炎で顔の片側だけに局在するものに効果があります。カタルはたいてい緑か黄色で刺激が無く、鼻の中はいやな匂いがして、味や匂いがしなくなることが多いです。プルサティーラの症状は新鮮な空気の中では好転し、風通しの悪い部屋で悪化します。たとえ患者が寒くても、窓を開けることを好みます。プルサティーラの患者は典型的に、多くの同情を求め、簡単に涙にくれます。
- シリカ
- シリカは、分泌物は少なくても何か継続的な障害と味覚と嗅覚の損失を伴う、より慢性的な症状に適しています。鼻の骨が敏感な場合があり、シリカタイプの患者には、デリケートな性質が見られます。寒くて湿気のある天候で悪化しますが、温かくて乾いた天候では好転します。
- サルファー
- 風邪や副鼻腔の感染症の後、黄色いカタルの分泌が長引いている時に。慢性的に乾燥したカタルで、鼻の中に乾燥したかさぶたができ、簡単に鼻血が出ることもあります。鼻の中が不快な匂いがし、室内では鼻が詰ります。