「ホメオパシー」という言葉を、はじめて聞かれた方も多いと思います。

そこで、Q&Aの形式で、ホメオパシーの全体像を浮き彫りにしてみました。

ホメオパシーとは?
Q1.「ホメオパシー」とは、どのような医学ですか?
Q2.「ホメオパシー」という言葉の意味は何ですか?
Q3.ホメオパシーの特徴は何ですか?
Q4.ホメオパシーは安全で、副作用はないのでしょうか?
Q5.海外ではホメオパシーは知られているのですか?
ホメオパシーの歴史と現在の状況
Q6.ホメオパシーはいつどのようにして誕生・発展してきたのですか?
Q7.そんなに素晴らしい医療ならば、なぜ日本ではあまり知られていないのですか?
ホメオパシーの特徴
Q8.普通の薬剤とホメオパシーのレメディーはどこが違うのですか?
Q9.ホメオパシーは病気と治癒をどのように捉えているのですか?
Q10.ホメオパシーは自然治癒力を高める漢方やハーブなどの他の治療法とは違うのですか?
Q11.ホメオパシーの効果は偽薬効果(プラシーボ効果)とは異なるのですか?
Q12.素晴らしい治療にも思える一方、あやしい医療ではないかと心配なのですが?
ホメオパシーのレメディー
Q13.ホメオパシーのレメディーはどのようにして作られるのですか?
Q14.ホメオパシーのレメディーには何が入っているのですか?
専門的な処方とセルフケアー
Q15.セルフケアで大丈夫な場合と、専門的な処方を必要とする場合とはどう違うのでしょうか?
Q16.ホメオパシーの臨床では、どのようなことが行われますか?
Q17.専門家によるホメオパシーはどこで受けられるのでしょうか?
Q18.ホメオパシーのセルフケアで難しいことはありますか?
Q19.セルフケアで行える、最も簡便な方法とはどのような方法でしょうか?
Q20.初心者にも可能な、もう少し理想に近い方法はありますか?
Q21.自分でレメディーを選ぶ時、ホメオパスのやり方に近づく具体的方法はありますか?
Q22.セルフケアに適した、キットのようなものはありませんか?
Q23.子供の急な発熱など即効性が重要な場合があると思いますが、いかがでしょうか?

ホメオパシーとは?

Q1.「ホメオパシー」とは、どのような医学ですか?
ホメオパシーは、現在の一般的な医学とは大きく異なる医学体系です。真の意味で、科学的であり、考え抜かれた深い哲学があり、単なる「病気」ではなく、常に一人の人間という人間像があります。ホメオパシーの薬はほんのり甘い乳糖玉で、「レメディー」と呼ばれ、現代医学の薬剤とは区別されます。Provingとよばれる膨大な実証的な臨床データが統計的に解析され、そのデータが「マテリア・メディカ」というホメオパシーの薬学書を構成しています。ホメオパシーの処方は、このマテリア・メディカ に基づいて選択されます。
Q2.「ホメオパシー」という言葉の意味は何ですか?
ホメオパシーは「類似療法」や「同種療法」と訳されることもあります。ホメオとは「類似の」、パシーとは「苦しみ」や「病気」という意味ですから、ホメオパシーとは、類似のものによって病気を治療するという「類似の法則」に基づく医学体系です。ある物質を健康な人に投与して起こせる症状と似た症状を持つ患者に、その物質を処方します。すると健康な状態に戻ろうと患者の生命力が活性化されて、患者は治癒されます。つまり「レメディーの症状」と「病気の症状」との間の類似性を発見することが、ホメオパシーの臨床の主眼です。これに対して、現代の医学や薬理学は、患者を「異なる状態」に連れていき、元の症状は抑圧されて、他の症状(副作用)を起こすような薬剤、つまり「異なるもの」によって抑圧的に治療する医学なので、「異なる」という意味の「アロ」という言葉を使い、「アロパシー」と呼ばれることもあります。
Q3.ホメオパシーの特徴は何ですか? (後でもっと詳しく出てきます)
ホメオパシーは、副作用がなく、速やかで、優しく、永続的な医療です。ホメオパシーは、単なる病気の抑圧ではなく、「人としての完全なる治癒」を目指しており、身体・感情・精神・魂のすべてのレベルに対して働きかける、人間まるごとを癒していく全人的治療です。ホメオパシーでは、病気は人と切り離されては存在しません。そして、セルフケアで重要な、症状の緩和にも大きな力を発揮します。
Q4.ホメオパシーは安全で、副作用はないのでしょうか?
「副作用」という言葉に、どのような意味を持たせるかによりますが、一般的な意味での「副作用」は全くありません。なぜならば、通常の分子レベルを遥かに超えるほど 、天文学的に希釈されているからです。ですから不適切なレメディーを投与した場合、単に何も起こりません。正しいレメディーを投与した場合、もちろん治癒が起こり ます。通常のお薬をのめない妊婦や幼い子供、お年寄りまで、全く安心して服用することができます。ホメオパシーほど、安全な医学は他に例をみません。
Q5.海外ではホメオパシーは知られているのですか?
英国では、ホメオパシーは英国の国民医療保険(National Health Service)の発足以来、現代医学と共に一貫して保険治療に認定されています。医師の5割以上がホメオパシー医師に委嘱し、英国王室の主治医はこの150年の間、ホメオパシー医師が勤めています。王室御用達の薬局はAinsworths Pharmacyです。ドイツ・フランスでは医師の四割がホメオパシーを使い、何と全薬剤の約三割をホメオパシー薬が占めていて、どの薬局でもホメオパシー薬剤を販売しています。東欧、インド、南米等でも、ホメオパシーは非常によく知られています。

ホメオパシーの歴史と現在の状況

Q6.ホメオパシーはいつどのようにして誕生・発展してきたのですか?
約200年前、ドイツの医師、サミュエル・ハーネマンによって作られました。ハーネマンは当時の「英雄医学」と呼ばれる、瀉血などの激しい医学に代わる新しい原理を、ホメオパシーという名のもとに打ち立てました。その後、コレラやチフスの大流行の際に、一般医学に比べて3倍以上の治癒率を示した事から着々と普及し、19世紀末 から20世紀初頭にかけて、アメリカではホメオパシー医の数が一般医の数に迫る勢いをみせました。しかし、「テクノロジー的医学」「巨大装置産業的医学」の普及に伴い、一旦衰退しました。ところが、現代医学のさまざまな欠点が露呈されてきた現在、ホメオパシーへの需要は世界中で非常に高まってきています。
Q7.そんなに素晴らしい医療ならば、なぜ日本ではあまり知られていないのですか?
残念ながら「ホメオパシー」は、まだ日本では聞き慣れない言葉です。実は西洋から医学を輸入した明治時代に、漢方医学の方が臨床成績はむしろ良かったのですが 、西洋一般医学の方が合理的に思われ、合理的な富国強兵を強く進めていた明治政府は、一般西洋医学だけを正規の医学と決め、他の医学を一切認めない政策をとりました。それ以来、ホメオパシーは個人的ルートから何度か伝わっては来ましたが、ごく一部の人にのみ、その一部が知られるにすぎませんでした。ところが最近で は、雑誌にホメオパシーに関する記事が掲載されたり、さまざまな入門書が出版されるなど、日本でも次第に広まり始めています。

ホメオパシーの特徴

Q8.普通の薬剤とホメオパシーのレメディーはどこが違うのですか?
普通の薬剤は、人工的な「化学物質」をかなりの高濃度で投与します。そして病気のときに起こっている生化学的異常に対して、「過剰」に対しては遮断、「不足」に対しては投入、といったように、生物体に対して物質的に干渉する、生化学的介入です。それは「速やかで、優しく、永続的な医療」という医療の理想とは程遠いものです。
一方、ホメオパシーのレメディーは元々自然界に存在する物質からできたものですが、分子レベルを大きく超えるほど希釈されているため、その作用機序も、一般的な薬剤とは全く異なると考えられています。水のクラスターが細胞表面の受容体(レセプター)に作用するとするレセプター説、分子レベルを超えた量子力学的共鳴作用説など、さまざまな説が提唱されていますが、現代医学の薬剤と同様、その作用機序の全てが解明されているわけではありません。しかしその臨床的効力は、正に際立っています。
Q9.ホメオパシーは病気と治癒をどのように捉えているのですか?
ホメオパシーでは、病気の症状とは内的不調和の身心的表現であり、また不調和の原因を解決しようとする生命力の試みであると考えています。そして症状の個性が 一人一人の全人的特徴を表現しています。ですから、症状の個人的特徴を無視して、一般化した「病名」をつけることはありません。ホメオパシーでは意味がないからです。病気の症状を持った一人の人間がいるのであり、病気が人間と独立分離して存在するのではありません。
その人の全人的状態を知るためには、症状を含めたその人のあらゆるレベルの個人的特徴を知ることが必要になります。場合によっては非常に細かい症状がその人 の全体的状態をうまく現していることもあります。このようにして、その患者の全体像が描き出され、その全体像に対応するレメディーを投与すると、類似の法則に従って、その患者に全人的な治癒が得られます。
Q10.ホメオパシーは自然治癒力を高める漢方やハーブなどの他の治療法とは違うのですか?
漢方やハーブ療法と似ている面もありますが、本質的には異なっています。第一に、ホメオパシーのレメディーは化学物質的には「ただの水」にすぎず、どのような種類 の「水」を投与するか、ということに重点が置かれる点です。他の治療法では、自然な物質が使われているとはいえ、基本的には様々な化学物質が生の状態で使用さ れます。第二に、ホメオパシーのレメディーの効果は実際に健康な人に試してみたデータとして蓄積されている、ということです。そこには、単なる推測や憶測などは入りません。その方法は、ホメオパシー独自のものであり、科学的で厳格なものです。その他、患者の全体像を見極める方法や、その背後にある思想など、他の治療法 と異なった面は多々あります。
Q11.ホメオパシーの効果は偽薬効果(プラシーボ効果)とは異なるのですか?
ホメオパシーのレメディーは化学物質的には「ただの水」ですから、そのようなもので生理的な効果があるはずがないという憶測のもとに、ホメオパシーは「信じると治ることもある」というプラシーボ効果にすぎないという主張を時々耳にしますが、それは大きな誤りです。ホメオパシーの効果が最も顕著なのは、プラシーボ効果を期待で きないと思われる赤ちゃんや動物です。またメカニズムの分からないものを全てプラシーボ効果と名前を付けるだけで、それ以上考えない傾向があるようですが、それは全く科学的ではありません。信じるだけで治るという現実があるならば、信じるだけでなぜ治るのか、という心身の相関関係のメカニズムを解明しようとするのが真の 科学的態度です。また、逆説的ですが、一般的な薬の効果も、かなりの部分がプラシーボ効果ではないかという意見もあります。
Q12.素晴らしい治療にも思える一方、あやしい医療ではないかと心配なのですが?
ご心配は良く分かります。現代医学の限界や問題点にぶつかってワラをも掴もうとする患者心理につけこむような、疑問の多い、いかがわしい治療がマスコミその他で 数多く指摘されています。その全てがインチキであるかどうかはともかくとして、特にホメオパシーの場合には、次にご説明するアボガドロ限界を超える希釈、という問題があるために、簡単に「ありえない!インチキだ!」と断じるのみで、それ以上検証しようともしない、非科学的な研究者や医師もたくさんいます。しかし、ホメオパシーの有効性を実証する論文は、Lancet(ランセット)を初めとする数多くの代表的医学雑誌に記載されていますし、もしインチキならば、フランスではなぜ長年にわたって、ホメオパシーのレメディーが全薬剤の3割を占め続けることができるのでしょうか?

ホメオパシーのレメディー

Q13.ホメオパシーのレメディーはどのようにして作られるのですか?
最初に植物・動物・鉱物などの自然物質を採取し、アルコール溶液でチンキを作ります。これを母液とし、10倍、あるいは100倍に蒸留水で希釈し、激しく振ります。そ して10倍希釈の場合「1X」、100倍希釈の場合「1C」と呼ばれるレメディーができます。最も頻繁に使用される30Cの場合は、100倍(102倍)希釈の過程を30回繰返すので、1060倍、つまり0が60個もついているという、全く途方もない、「常識」を大きく超える希釈倍数、1,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000分の1(1兆倍の1兆倍の1兆倍の1兆倍の1兆倍分の1)になります。アボガドロ数はおよそ1024ですから、1024倍の希釈を超えた段階で、「分子」としては「存在しない」ことになります。
Q14.ホメオパシーのレメディーには何が入っているのですか?
ホメオパシーのレメディーは、服用しやすいように、ほんのり甘い乳糖の粒(ラクトース)に希釈液を染込ませてあります。アボガドロ限界を超えた高度の希釈をしていま すので、物質的には希釈液には水以外何もなく、もちろんラクトースにも物質的には乳糖以外には何もありません。そこには水に写し取られた「高度の情報」のみが入っているのです。良い知らせ(情報)が人を健康にしたり、悪い知らせが人を病気にするように、レメディーに宿っているところの「高度な情報」が、私たちの「健康への秘密のキー」を開けてくれるといっても良いでしょう。

専門的な処方とセルフケアー

Q15.セルフケアで大丈夫な場合と、専門的な処方を必要とする場合とはどう違うのでしょうか?
家庭内で起こるような大抵の問題、例えばケガや火傷、頭痛、発熱、ちょっとした感染症などの急性症状で、あまり「根が深くない」場合の多くは、ホメオパシーという理想的なセルフメディケーションの方法でほとんどが解決できます。しかし、慢性病といわれるあらゆる症状、例えばアトピーや花粉症、胃痛などの慢性的症状、検査には未だひっかからない不定愁訴、生理痛や生理不順・子宮筋腫・子宮内膜症・不妊症などの婦人疾患、膠原病やリューマチ等の自己免疫疾患、ガンやエイズなどの 難病や奇病、重度の精神障害等は、セルフケアの範囲を遥かに超えますので、ホメオパシーの専門教育を受けたホメオパスに任せる必要があります。また、通常はセルフケアを超えると思われるような症状にも、しばらくはセルフケアで上手く対応できることがありますが、慢性病は複雑に入り組んでいることが多いためすぐに限界が来てしまいます。ホメオパシーはやっぱり駄目だと早まらず、すぐ専門家にご相談下さい。
Q16.ホメオパシーの臨床では、どのようなことが行われますか?
専門的ホメオパシーの臨床は、1〜2時間にわたるインタビュー(問診)が臨床の骨子です。生化学的な検査やX線検査等も参考にされることはありますが、レメディー決定の基準ではありません。また身体を触ったりすることも、例外的な場合を除き、ありません。ホメオパシーでは、単にその病気の症状の特徴だけを見るだけではなく 、その人の「存在のあり方」全体に対応するようなレメディーを見つけようとしますから、一見、その病気とは全く関係なさそうに見えるような個人的な事まで質問される可能性があります。もちろん内容がホメオパス以外に漏れることはありませんし、個人的情報は非常に重要で、レメディー決定の決め手になる場合が多くあります。
通常は、インタビューの後、一種類のレメディーが決定されます。その人の全体を支配している最も根源的な力を見出し、それに対応するレメディーを見つけるのです。 そして普通は一ヶ月に一度か、二ヶ月に一度程度、良くなるまで通うようになります。どのくらいかかるかはその人によりますが、発病期間の約一割程度が一つの目安です。
Q17.専門家によるホメオパシーはどこで受けられるのでしょうか?
日本ホメオパシー振興会にお問合せ下さい。専門ホメオパスによる本格的なホメオパシーが、安心して受けられます。

  • Tel:03-5476-9580
  • Fax:03-5476-9581

セッションに関する詳細は、ホメオパシーセッションのページをご覧ください。

Q18.ホメオパシーのセルフケアで難しいことはありますか?
本来のホメオパシーは、その人に最も合った単一のレメディーを選ぶのが理想です。そのレメディーがぴったりと合った場合には、その効果は本当に目覚しいものがあります。しかし、単一のレメディーを正しく選ぶのは、専門家でも簡単ではありません。セルフケアの場合は、もっと簡便な方法が適しています。
Q19.セルフケアで行える、最も簡便な方法とはどのような方法でしょうか?
一番簡単なのは、「風邪にはアスピリン」というように、病名に対応するような「複合薬」です。本来のホメオパシーには現代医学的な病名は関係ありませんが、特定の 病名とある程度縁が深い特定のレメディーがあります。そういうレメディーは、数種類から数十種類あります。それらを複合しているのが、複合薬です。実際に効くのはその内の一つですが、大抵はうまく治ります。これなら何の知識がなくても、手軽にホメオパシーを試してみることができます。しかし、この複合薬は便利ではありますが、単一のレメディーに比べると、効果はかなり落ちるのが欠点です。
Q20.初心者にも可能な、もう少し理想に近い方法はありますか?
あらかじめ複合してある複合薬ではなく、その病気に縁の深い全てのレメディーを、一つ一つ次々に服用することも出来ます。但し、複合薬と同じように、単一のレメディーを服用した場合と比べると、その効果は落ちるかもしれません。しかしこの方法ですと、本を読んだり、講習を受けることによって、明らかに違うと思われるレメディーを一つ一つ除外することによって、無理なく理想的な単一のレメディーに近づけるようになります。
Q21.自分でレメディーを選ぶ時、ホメオパスのやり方に近づく具体的方法はありますか?
ホメオパスになるには長い勉強と訓練が必要ですから、インスタントな方法はなかなかありませんが、出来るだけ症状の特徴と、その人全体の「存在のあり方」(Way of Being)の特徴の両方が合うレメディーを見つけるように心がけてみてください。特にその人固有の、「奇妙で」「稀な」「特有の」特徴を見つけてみて下さい。そして急性疾患の場合は、その直接の引き金になったきっかけが何かを見極める事が非常に重要となります。このような視点で自分や人を見ることは、最初は難しいかもしれませんが、次第に出来るようになります。まず、最初のステップとして、自分の様々な特徴や、症状が出る時の特徴を詳細に紙に書き下ろし、自分なりに分析してみることが勧められます。また、それぞれのレメディーの特徴を前もって知っておくと、いざ病気になったときに大変役に立ちます。レメディーは、普通の「薬」とは全然違って、一人の人間のようなものですから、レメディーを学ぶことは人間を学ぶ事で、とても楽しいものです。そうすれば、セルフケアも格段に上達します。
Q22.セルフケアに適した、キットのようなものはありませんか?
セルフケアに適したように、目的に応じて幾つかのキットがあります。英国王室御用達薬局Ainsworths製(説明書付)
ホメオパシー基本キット42種類
正にホメオパシーの基本となる代表的レメディーを完備し、ホメオパシーを広く気軽に使って頂くための基本キットです。

Q23.子供の急な発熱など即効性が重要な場合があると思いますが、いかがでしょうか?
全体的で根本的な治療というと、長い時間かかって体質を少しずつ変えていくことは理解できるけれども、新薬に比べて即効性がないのではないかと思われる方もいらっしゃいますが、実際は全く違います。急性疾患の様に即効的効果が必要な場合は、驚くほど速やかに効きます。通常の新薬の場合には、胃壁の粘膜から徐々に吸収され、血管を通じて送り込まれるわけですから、効き始めるまでどんなに早くても15分から20分程度かかるのが普通です。
これに対してホメオパシーのレメディーは、ある種の「情報」ですから、その信号はほとんど瞬時に全身に駆け巡ります。そしてその瞬間から心身のあらゆるレベルで変 化が起こり始め、急性疾患の場合には5分以内に効き始める事が殆どです。口に入れた瞬間から効き始めることさえよくあります。急性症状の場合、10分以内に全く何も起こらない場合には、レメディーの選択が間違っていると、ほぼ判断して良いでしょう。