レメディー・テーマ:
危機。心配、寒さ、落ち着きの無さ、神経質になることからくる胃、腸、胸の不調。
着眼点:
簡単には安心を回復出来ない程の深刻な不安(フォスフォラスとは反対)。具体的な出来事とは関係なく起こる深刻な不安(ジェルセミウム、アージ・ニット比較参照)。アルセニカム・アルブムの不安は患者とその世話をする人達を疲れさせます。彼らの心配と、死への恐怖、病気になることへの恐れには際限がありません。患者の「気難しさ」はとても顕著な特徴です。全てが正しい場所にきちんと整理されてなくてはなりません。
典型的な症状:
上のような全体像は、長期的なものと、急性の両方があります。旅行者の胃痛と下痢に対するレメディーです。患者は冷えて不安を感じ、どんなに着込んでも温まりません。しかし、冷えているにもかかわらず、焼け付くような痛みを訴えます。喉が渇きますが、飲み物はほんの少ししか飲みません。症状が進行するに従って、不安と落ち着きの無さも、疲労感に変わってゆき、症状から予測されるよりもずっとエネルギーを消耗しているように見えるかも知れません。風邪と花粉症の場合はわりとシンプルで、あらゆる分泌物が焼けるようにヒリヒリし、非常に寒がって不安に苛まれます。
ペットに対するレメディー選択:
神経質なサラブレッドの馬。火の近くにいたがる、寒がりで不安なペット。普段は寒がりな動物の、皮膚が焼け付くように乾燥しボロボロ(フォスフォラス参照)になるような皮膚病。