レメディー・テーマ:

深い悲しみ、近親者との死別、失恋。

着眼点:

深い悲しみや失望。特に、“人生において失ったもの”との折り合いがつけられず、痛みを分かち合おうとしない人。慰めることのできない悲しみ、静かな悲しみ、および悲しみから生じた症状。過度の緊張やイライラ。ロマンチック。イグナシアは矛盾した症状。例えば、乾燥したヒリヒリするような食べ物で好転する喉の痛みや、寒いのに体を覆いたくないという欲求がある時、また、熱があるのに暖かさを求めるなど、ひねくれた変わりやすい症状に効果があります。タバコ、コーヒーおよびアルコールで症状が悪化します。

典型的な症状:

近親者との死別、離別に際し、自分の喪失感を処理しようとして一人でいたがる。ため息やあくび、およびしゃっくりなどの、意志とは無関係に起こる反応。離別を受け入れることができない、慰めようのない悲しみ。悲しみのあまり話さなくなる、または何もすることができなくなる状態。失恋。矛盾から生じる怒り。ムードが変わりやすい(プルサティーラ参照、ただし、自己憐憫の度合いは少ない)。

ペットに対するレメディー選択:

仲間または子孫の死による悲しみや病気。これには、うつや無気力から、乳の分泌不全などまで、様々な症状が含まれます。