熱の項目も参照
- エイピス
- ぷくっと膨らんだ発疹で焼けるようなズキズキするような痛みを伴うものに。子供の患者は元気が無く、めそめそと泣きます。症状は典型的に、午後に悪化します。発疹は熱と接触の両方に非常に敏感で、このために睡眠が妨げられることがあります。患者は外気と冷たい水を浴びることで症状が好転し、通常よりも喉が渇きませんが、飲み物を欲しがるとしたら牛乳を欲しがります。
- ブライオニア
- このレメディーははしかにはあまり使われず、患者が乾いた、問題のある咳をする場合に使います。ほかの特徴的な症状は精神状態が非常にイライラしていること、独りになりたがることおよび冷たい飲み物を大量に欲しがることです。もし患者が痛みを伴う咳をし、少なくともこれらの他の症状が見られる場合は、このレメディーを試してみてください。そうでなければ、ここに挙がっている他のレメディーを使用してください。
- ユーフレイジア
- カタル性の典型的なはしかに。このレメディーを考慮すべきなのは、大量の涙が出るか、又は目が、光に非常に敏感な場合です。もし患者がこれらのいずれかの症状を見せていれば、他のどのレメディーでもなく、明らかにこのレメディーを与えてください。ただし、目の症状が出ていなければ、このレメディーは当てはまりません。
- ジェルセミウム
- 熱くて乾燥し、痒い発疹が出てカタル性の症状が見られる場合に。ジェルセミウムは発疹を出させてその状況を終わらせるのを促進します(プルサティーラおよびブライオニアと同様に)。ジェルセミウムの患者は鈍くてけだるく見え、目が重く垂れており、顔が熱くほてっています(プルサティーラほど血色はよくありません)。熱が出て寒気のある段階では激しい震えがあり、喉は渇きません。
- フォスフォラス
- このレメディーはプルサティーラと区別するのが難しい場合があります。いずれの場合にも、患者は多くの慰めと注目を欲しがります。フォスフォラスは通常、喉が渇いて体が冷たく、渇いた咳をしますが、プルサティーラは典型的には喉の渇きは無く、新鮮な空気を必要とし、咳は楽に出ます。プルサティーラにはカタル症状が見られます。
- プルサティーラ
- はしかに最も重要なレメディーの1つです。このレメディーを確実に示す症状は、めそめそしてまとわりつくような精神状態と、新鮮な空気への渇望です。刺激のない黄色か緑色の粘液が出るカタルも見られます(ジェルセミウムとユーフレイジアも似た全体像を示しますが、それほど人にすがりません)。もし、これらの症状のいずれかが見られれば、このレメディーを与えてください。プルサティーラの子供は熱があっても喉が渇きません。この症状も特徴的です。プルサティーラ、ジェルセミウムおよびブライオニアはどれも発疹が悪化するのをとめるか、又はよりはやく症状を発現させて治癒のプロセスを促進します。
- サルファー
- 引っかいたり洗うことで悪化する、痒くて焼けるような症状に。サルファーの患者はとても乱雑で、洗うことが嫌いです。彼らはたいてい騒がしく、注意していられる時間が短いです。熱で悪化し、子供の場合は寝巻きを脱いだり布団から足をつき出したりします。