レメディー・テーマ:

なかなか治らない、治りかけの感染症、傷組織。便秘、恥ずかしがり。

着眼点:

シリカは棘(とげ)等、身体に入り込んだ異物を取り除く時や、なかなか治らない感染症に使用します。身体が傷組織を取り込んで傷を癒すことを助けます。又、さらにこのレメディーを大きな枠組みで見ると、このタイプの人は、比較的恥かしがりやで、繊細な容姿をして、細い髪の毛、陶器の様な肌をしています。シリカの子供は、小さく、発育が遅い場合があります。彼らは風邪を引き易く、便秘がちです。繊細な容姿をしていますが、内面は実は彼らなりの頑固なものをしっかりと強く持っています。

典型的な症状:

シリカは膿瘍を成熟させ、侵入物を排除する助けをします。炎症の初期段階の症状をヘパ・サルファーで鎮静した後、このレメディーを使います。白内障、角膜の傷や、それらの手術の傷跡。但し、網膜剥離の手術後のように、傷組織を必要としている場合や、体内にペースメーカーや、プロテーゼ(義歯・義眼・義足・装具)を使用している場合にはシリカは避けることが大切です。シリカの便秘は、まるで便が出てくるのを恥かしがるかの様に、出てきては戻ってしまい、大変イライラさせられるものです。

ペットに対するレメディー選択:

感染症。ヘパ・サルファーで初期の炎症が落ち着いたところで、シリカをレメディー選択します。足に出来る潰瘍。しこりや、傷組織の治癒促進。牛の乳腺炎に素晴らしい反応を見せたこともあり、老年の力尽きたよぼよぼな動物も、シリカの数粒のレメディー選択で、乳腺炎症が消え、しっかりと元気に歩けるようになったケースもあります。