- アルニカ
- 怪我やトラウマに特に有効です。脳震盪を起こしたり頭に傷を負ったりした場合、必ず医師にかからなければなりませんが、アルニカを摂取すると、治癒のプロセスをサポートします。
- ベラドンナ
- 太陽に当たり過ぎることや熱によって、どんどん、又はズキズキ痛む場合に。ベラドンナの頭痛は激しく、一般的には顔がほてって熱を持ちます。前頭部に痛みが集中して頭がいっぱいになった感覚を伴うことがあります。頭痛は、振動や突然の動き、光や騒音、およびべったり横になることで明らかに悪化します(ただし、寄りかかって横になるのは快適に感じます)。
- ブライオニア
- 頭を金槌で叩かれたように、破裂するような、引き裂かれるような痛みに。ブライオニアの典型的な頭痛は、前頭葉から始まって後頭部に広がりますが、副鼻腔のあたりに留まることもあります。痛みは前かがみになることや、目を開けたり動かしたりするようなほんのわずかな動きでも悪化します。患者は通常、暗い部屋で横になり、独りでいることを望みます。患者はイライラしていることもあります。患部を強く圧迫したり冷やすと痛みが楽になります。寒い時でさえ、外気を求めます。
- イグナシア
- 突然激しく現われる頭痛で、騒音や光で悪化し、匂い、特にタバコの匂いで引き起こされます。頭痛は温かさや痛む側を下にして寝たり、または時折、かがみこむことで楽になります。頭に釘が刺されるように感じる痛みです。大量に排尿すると痛みが緩和します(ジェルセミウム参照)。
- ラケシス
- 起き上がると波のように襲ってくる左側の頭痛で、頭頂部に圧迫感と焼けるような感覚があり、鼻の根元に痛みがあります。頭痛による視覚障害があり、顔が青ざめます。生理による頭痛の場合、生理が始まると緩和します。うっ血性の頭痛で鼻からの分泌物が出ることにより緩和します。太陽に当たることで引き起こされる頭痛に(ベラドンナ参照)。
- ライコポディウム
- 頭頂部に留まる頭痛で、午後4時と8時の間に悪化し、咳をすること、横になることやかがみこむこと、又は食事を抜くことでも悪化します。重い風邪の時、頭痛は目の辺りに居座り、肌を出すことや新鮮な空気に当たることで楽になります。
- ナット・ムール
- 欲求不満、目の疲れ、生理の後に生じる緊張した頭痛に。面倒な問題を満足いくように解決しようとするイライラの結果、このような頭痛が生じることが多いです(慰めは頭痛を悪化させます)。目がくらむような痛みで、何千もの小さな金槌で頭を叩いているように感じます。ナット・ムールの頭痛は通常、日中に限られており、起き上がることで始まり、日没時に消えます。このレメディーは、顔が青ざめ、ぞくぞくする感じや視覚障害に続いて起こる、吐き気や嘔吐を伴う偏頭痛に有効です。
- ナックス・ヴォミカ
- イライラがナックス・ヴォミカの症状のキーノートです。頭痛は光(特に太陽の光)、隙間風、冷たい空気、騒音および精神的な疲労によって悪化します。二日酔い、または飲みすぎ、食べすぎの後、アルコールや喫煙や人ごみの中にいることなどから生じる場合もあります。頭痛は目の上や後頭部が痛み、強く圧迫すると楽になることがあります。患者はめまいがしたり、頭がふらふらしたり又は釘が頭頂部に打ち込まれているような圧迫感を感じることもあります。昼寝をすると気分がよくなります。
- プルサティーラ
- 働きすぎによる頭痛に。神経痛的な痛みがあり、片側の頭が痛みます。痛みは不規則で、頭のあちらこちらを動き回るかも知れませんが、右のこめかみから始まり、前頭部又は目の上に広がる傾向があります。頭頂部に圧迫を感じるかもしれません。プルサティーラはとても感情的で簡単に涙を流し、同情と再確認を強く求めます。患者は新鮮な空気の中をゆっくりと歩くことで気分がよくなりますが、温かい風通しの悪い部屋では症状が悪化します。
- ルータ
- 目の使いすぎがルータの頭痛を引き起こす主たる原因です。釘が打ち込まれるような痛みがあります。目は赤くて熱を持っており、痛みがあって焦点を合わせるのが困難です。目が弱くて疲れていることが顕著な徴候です。
- セピア
- 生理に伴う頭痛。生理不順、または吐き気を伴う頭痛で、激しく、頭全体が痛む場合に。また、朝に生じる後頭部が痛む頭痛に。停滞。横になったり、静かにしていること、又は良く眠ることで症状が改善します。短くさえぎられがちな眠りは症状を悪化させます。皮肉にも、新鮮な空気の中で活発に動くことで好転しますが、一方で、新鮮な空気の中で独りでゆっくり動くと悪化します。考えることと過度に興奮することは頭痛を悪化させます。新鮮な空気の中で長時間歩くことで好転しますが、体が温まってくると、また悪化し始めます。かがむことと、突然ガタガタと動くこと、および騒音でも悪化します。
- シリカ
- 頭痛は後頭部から始まって目の方に広がります。ズキズキする痛みが、上の方を見ることや左側を下にして横になることで悪化し、局所を暖めることで改善します。通常、頭が冷えることや冷たい風にさらされることで引き起こされます。
- スタフィサグリア
- 閉じ込めた怒りや憤慨による頭痛。後頭部又は前頭部の痺れと鈍い痛みで、内側に押し込まれたり、外に押し出されたりするような痛み。接触によって痛みが悪化します。
- サルファー
- 頭頂部の頭痛。常に熱を持ち、重さやいっぱいになった感覚があり、頭頂部に圧迫感を感じるズキズキする頭痛。前かがみになることや立ち上がることで頭痛が悪化し、めまいがします。サルファーはまた生理不順的な頭痛にも有効です。