- アルセニカム
- 食あたりもしくは不安による吐き気に。寒け。焼けるような、又は痙攣性の胃の痛みを伴います。患者は不安で落ち着きがなく、自分の状態を心配します。症状の重さから推測されるよりもいっそう疲れて見えます。非常に喉が渇きますが、水はわずかしか飲みません。冷たい水を飲むと吐き気がし、焼けるような胃の痛みは温かい飲み物と熱によって改善します。下痢をするとき胃の症状を伴う場合があります。
- ブライオニア
- 口が乾燥し、舌が白か茶色の苔でおおわれている場合の吐き気や失神に。食後すぐか、又は温かい飲み物を飲んで即座に生じる胆汁性の吐き気。症状は動きで悪化し、横になって冷たいものを摂り、新鮮な空気に当たると改善します。患者はイライラして独りになりたがり、窓を開けたがります。
- カーボ・ベジ
- 質の良くない食べ物や水による吐き気とゲップ。吐くことやゲップすることでは、一時的にしか症状が改善されません。朝に悪化し、ごく淡白な食べ物でも食後に症状が出るかも知れません。胃は重くて腹部にガスが閉じ込められたように膨張して感じます。患者は失神しそうに感じることもあり、新鮮な空気やあおいでもらうことを求めます。
- イペカック
- 激しい吐き気が続き、吐いても改善しない場合に。イペカックは激しい吐き気と嘔吐がありながら、舌は非常にきれいだという特徴があります。口は湿っていて喉の渇きは無く、唾液もたくさん出ます。顔は青白く、痙攣が見られます。しゃっくり。動いているものを見ると吐き気が悪化します。温かい湿った天候で症状が悪化します。
- ナックス・ボミカ
- 何度もむかつきを覚えますが実際には吐けません。飲みすぎ、または栄養価の高い食べ物、アルコールやタバコからによる場合があります。イライラしてあらゆることに敏感です。消化機能が本来の方向とは反対に働いているかのように感じるかも知れません。胃の重さと痛みが食後すぐに悪化します。二日酔いの主要なレメディーです。ナックス・ヴォミカの症状は朝に悪化します。
- フォスフォラス
- 温かい飲み物がお腹に入るとすぐに吐いてしまう、冷たい飲み物を求める吐き気に。温かい飲み物や塩辛い食べ物の悪影響に。術後の吐き気にも。また、下痢を伴う吐き気に。胃の痛みが冷たい食べ物で緩和され、胃が温まると吐く場合に。
- プルサティーラ
- 栄養価の高い脂肪の多い食べ物による吐き気と嘔吐に。患者は新鮮な空気にあたったり戸外をゆっくり歩くと症状が改善します。プルサティーラの患者はたくさんの同情を求め、涙もろいです。プルサティーラの子供はめそめそしてまとわりつきます。