- カモミラ
- このレメディーは、引っ張るような痛さや鈍い痛みではなく、切られたりねじられたりするような非常に強い痛みに有効です。患者が、まったく理性的ではなくて、なだめようが無く、非常にイライラしている状態の時に有効です。もしこれらの徴候の両方かいずれかが現われていれば、このレメディーを試してみる価値があります。
- イグナシア
- 出血量が過剰で、血の塊も見られます。生理痛がひどく、痙攣性の陣痛のような痛みがあります。休息を取ること、および強く圧迫することで痛みが緩和します。
- イペカック
- 明るい色の血液が大量に流れ出て、生理前と生理中に吐き気を伴う場合。非常に周期が短く、出血量が多すぎる場合に。
- ラケシス
- この患者は非常に話し好きで、まるで排出口が必要な、沸き立つ鍋のようです。あらゆる種類の締め付け、特に首の周りやウエストの周りを衣服で締め付けると、症状が引き起こされます。生理の期間がとても短くて出血もわずかですが、重要なことは、全ての痛みが出血で改善する点です。左の卵巣に痛みがある、又は嚢包が見られます(エイピスは右側の卵巣に嚢包が見られます)。このレメディーは、生理の始まりと終わりに特に良く作用します。ラケシスは、ほてりや動悸などの更年期障害に対する非常に優れたレメディーです。
- マグ・フォス
- このレメディーは、体を二つに折り曲げたり、痛む箇所を圧迫したり、暖めたりするとよくなる痙攣性の生理痛を緩和します。もし主な問題が痙攣性の痛みで、湯たんぽなどで暖めると改善する場合や、他のレメディーが適合しないようならこのレメディーを選ぶと良いでしょう。
- ナット・ムール
- 患者は精神的に落ち込んでいるものの、同情や心配を必要とせず、悲しくて敏感でも、それを見せまいとしている場合、それらはこのレメディーを示しています。頭痛があることや、塩辛い食べ物を渇望することも、このレメディーを示しています。もし、精神状態がこのようで、他の症状も現われていれば、このレメディーが適合するでしょう。生理痛は下方に引っ張られるような特徴があり、セピアと似ています。
- ナックス・ヴォミカ
- このレメディーは、患者がイライラして寒さに敏感な時に考えてみるべきものです。患者が不機嫌で非常に気が短くてイライラしていて、他人への迷惑を気にしていないようなタイプに適します。寒いと症状が悪化し、湯たんぽで温めるなど、温かくなると好転します。このような精神状態が見られず、何らかの冷たさで好転する場合は、このレメディーは当てはまりません。
- プルサティーラ
- このレメディーの主な特徴は、涙もろくて無力な精神状態で、強く同情を求めることです。従順ではあっても、嫉妬深くてイライラしているかもしれません。新鮮な空気の中をゆっくり歩くと調子が良くなりますが、風通しの悪い暖かい部屋では悪くなります。プルサティーラの生理は一般的に不規則で、様々な理由、特に冷えたり精神的に疲れきったりすることで、遅れたり抑圧されたりします。痛みは下方に押されるような感じで背中の方にも広がります。
- セピア
- このタイプの患者は非常にイライラしていて簡単に気分を害し、独りでいることを望みます。彼女は何にも邪魔されないことを望むものの、自分独りでいると惨めに感じるかもしれず、また、自分の愛する人に対して無関心で、何かを蹴ってやりたいと感じているかもしれません。患部がまるで子宮脱出症状態にあるかのように、自分の痛みを「引きずるような」と表現する場合があります。痛みは鼠径部か大腿の下部または背中に広がることがあります。セピアの患者は一般的に、激しい運動(ダンスや早歩き)で大変調子がよくなります。ゆっくりした動きや冷たい空気に触れると悪化します。生理は、遅れて出血量が少ないか、もしくは周期が短くて多量に出血するのが典型的です。