- アルニカ
- 怪我の時に一番に摂るべき最も重要なレメディーです。アルニカは、ショックや打撲を伴ったり、患部が接触に敏感な場合の怪我に非常に有効です。アルニカはトラウマを消し、組織の損傷を予防、治癒します。非常に早い段階でアルニカを摂取すれば、傷が残るのを防ぎます。時間が経ってから摂取した場合にはヒリヒリした痛みを和らげ、打撲の傷が治るのを促進します。アルニカを手術の前に飲むと、術後の治癒を促進し、痛みを減少させます。もし1つのレメディーしか持てないとしたら、このレメディーです。
- カレンデュラ
- 傷や損傷の治癒を促進します。カレンデュラは組織のすばやい回復を可能にし、同時に感染症に対する自然な予防効果もあります。内服すると手術や傷の回復を促進し、痛みを和らげます。傷と痛みが不釣合いな場合に役立ちます。切り傷などには、カレンデュラクリームや希釈した液剤を局所的に使用することもできます。
- ハイペリカム
- 神経に達する怪我、刺し傷、もしくは痛みのひどい怪我に。指、つま先および爪の怪我に。指を挟んで、焼けるような痛みとうずき、痺れがある時に。神経が損傷を受けたあらゆる傷に。ハイペリカムは脊椎基底部(尾てい骨)の傷に対する特定のレメディーです。ハイペリカムは歯痛および抜歯の後にアルニカと共に使用します。鋭いものや虫による刺し傷はハイペリカムが適切です(リーダムの注意書きを参照してください)。
- リーダム
- リーダムは刺し傷や打撲でできた目の周りの黒あざ、打ち身、および赤くなっていない腫れに効果があります。鋭いものによる刺し傷や虫刺されに。リーダムは破傷風の予防に効果があると言われています。しかし、(手か腕に傷のある方の)わきの下の腺か(足に傷のある方の)鼠蹊部、又は傷のある部分から血管の筋が浮き出すような特徴が見られた場合は、緊急に医師の診察を受けてください。またアルニカが痛みを取り去った後の打撲傷の治癒に非常に効果的です。特に、痛みや腫れを伴う目の周りにできる黒あざと足、又は足首の怪我と関係が深いです(捻挫の項目を参照してください)。典型的なリーダムの怪我は、痛みと赤くならない腫れを伴います。傷は、患部が冷たくても、冷やすと好転します。
- ルス・トックス
- 打撲を伴う捻挫および筋違いに。足首の捻挫のような損傷にはアルニカと一緒に使用してください。ルス・トックスは、関節の熱くて痛みを伴う腫れと、患部の周りの靭帯と腱の引き裂かれるような痛みに使用します。ルス・トックスの痛みは通常動くと良くなり、休むと硬くなって不快になります。湿気と冷たさで悪化し、暖めると好転します。
- ルータ
- 筋違い、目の傷、骨の打撲に。ルータは、靭帯や腱および軟骨などを含む骨の抹消への損傷に適合します。特にあらゆる筋違いに効果があり、アルニカの次に良く合います。ルータは眼精疲労と押しつぶすような痛みのある目の傷の両方に効果がありますが、目の傷にはまずリーダムかアルニカを考えてください。ルータはSymphytum(シンファイタム)と一緒に使用すると骨折の痛みを緩和し治癒を助けます。シンファイタムには骨の接着作用があり、カルク・フォスは結合を強化します。
※訳注:Symphytumは、このキットには含まれていないレメディーです。 - スタフィサグリア
- 切り傷、裂傷に。術後や、特に分娩時の会陰切開の治癒を促進します。