基本レメディ42種 : レパートリー
[咳]
- アコナイト
- 乾燥した冷たい風にさらされた後、又は冷えた後に突然生じる咳に。窒息するような感覚を伴う、短い乾いた咳が続き、胸全体が乾燥しているように感じます。アコナイトはクループ(喉頭炎)とクループ様の咳の初期段階に適応します。息切れと興奮を伴う夜間の咳に。クループの場合、症状が進むにしたがって、アコナイトの次にヘパ・サルファーを使用してください。
- アンチ・タルト
- 吼えるような咳で、少量の痰を伴います。窒息しそうになる咳で、クライアントは呼吸するために体を起こして座り直さざるを得ないような場合。粘液で喉がいっぱいになっているかのように聞こえる咳。汗の出る、窒息しそうな咳の発作に(イペカック参照)。
- アルセニカム
- 泡だったような痰の出る、ゼーゼーいう喘息のような咳。焼けるような感覚、または焼けるような痰が出て、気道が収縮したように感じるため、呼吸がしにくくなります。咳のために衰弱していきます。クライアントはとても体が冷たく、落ち着きが無くて不安で、汗をかいて疲れきっている場合もあります。クライアントは夜中過ぎに、より状態が悪くなり、寒さに敏感です。
- ベラドンナ
- 短くて乾いた、喉にからむ咳が突然出て、夜に悪化する場合。喉にからむ焼けるような感覚、またはこするような感覚がある場合。喉が乾燥しているため、突然、痙攣性の激しい咳が出ます。咳で喉が少しは滑らかになりますが、すぐにまた乾燥します。ベラドンナの症状は激しく、高い熱が出る場合があり、瞳孔がきらきらして顔がほてり、リンパ腺が腫れて粘膜が赤くなるか炎症を起こします。
- ブライオニア
- 胸の痛みをともなう乾いた激しい咳に。クライアントは咳をするときに動くことでちくちくと痛むのを和らげようと、胸をぐいとつかみます。ブライオニアの症状は、強い圧迫と、じっとしていることではっきりと好転します。すべてのブライオニアの症状は乾きを伴い、(食べたり飲んだりすることを含めて)動きで悪化します。暖かい空気で悪化し、部屋に入ると、咳の発作が起こります。クライアントは深呼吸をしたがりますが、痛すぎてできません。このタイプのクライアントはイライラして喉が渇き、独りになりたがります。咳は乾いた冷たい風邪に当たることで生じ、何日間かかけてゆっくりと症状が出てくる場合があります。痛む側を下にして横になりたがります。
- カルク・カーブ
- 喉にからむ咳、夜は乾燥した咳ですが、朝は楽な咳になり、痰も出やすくなります。咳は食事や運動など様々な活動で悪化します。
- ドロセラ
- 百日咳。吐き気がしたり、実際に吐いてしまうような痙攣性の咳。胸の奥深くから出る咳で、咳をする時は腹部をしっかりおさえておかなければなりません。息のつまるような咳が次々に出てくるので、呼吸をするのが困難なほどです。喉にからむ咳が始まり、睡眠がさまたげられます。横になること、夜中過ぎ、ベッドに入って温まることで症状が悪化します(イペカック、アンチ・タルト参照)。
- フェーラム・フォス
- 呼吸器感染症の初期段階に。症状は胸か耳にすぐに移り、気管支炎か中耳炎になる風邪。熱が出て顔がほてり、次に痛みをともなって喉にからむ短い咳が出て胸骨が痛むような子供の咳に非常によく使うレメディーです。唾液に血が混ざったり、鼻血が出る場合もあります。またクループ性の咳にも有効です。
- ヘパ・サルファー
- 冷たくて乾いた風や冷たい空気によって生じるクループ。ヘパ・サルファーのタイプは冷たい空気や冷たいものには何にでもとても敏感で、非常にイライラします。暖かさや湿った天候で非常に好転します。体のどこかがさらけ出されることで咳が出ます。息がつまったような咳の発作。このレメディーは子供のクループに対する重要なレメディーです。
- イグナシア
- 乾いた、痙攣的な短いから咳。咳をすればするほど、クライアントはよけいにイライラしていっそう咳をします。百日咳(ドロセラ参照)、ため息ばかりして十分深い呼吸ができない時に。
- イペカック
- 窒息しそうな咳、百日咳、喉がつまったりむかつくような咳に(アンチ・タルトおよびドロセラと比較)。ひっきりなしに出る激しい咳で、一回ごとに呼吸をします。表情が堅く、顔色は青ざめて窒息しそうな咳をします。ガラガラいう咳で痰はほとんど出ません。吐き気や鼻血を伴う咳に。毎年再発するゼーゼー鳴る咳に。
- ケーライ・ビック
- 白くてネバネバした、卵の白身のような粘着性の粘液が出る。吠えるような短いから咳で、声がかれる時に。衣服を脱ぐことがきっかけで咳が出る場合があります。喉にむずむずするような感覚があるクループ様の咳で、しぶとい痰がたまります。
- ライコポディウム
- のどにからむ咳。息の切れる咳で、息をするたびに鼻孔が膨らみます。咳のたびにズキズキする頭痛を伴う喉にからむ咳。
- ナックス・ボミカ
- 乾いたイライラする咳で、胸がヒリヒリと痛みます。風邪の症状が胸に出ます。熱っぽくて動くことができず、ふとんや衣服などの覆いがなくなることで非常に影響を受けます。吐き気を伴う痙攣的な咳で、咳によって、頭痛と、へその周りに打撲のような感覚が生じます。クライアントは過剰に敏感でイライラしており、寒くて乾燥した風のある天気で症状が悪化します。
- フォスフォラス
- 体力を消耗させる乾燥して激烈な喉にからむ咳で、喉の奥の方に刺激があります。咳は笑ったり、話したりすることやまたは温度の変化(外出や帰宅など)で引き起こされる場合があります。咳によって頭が割れるように痛みます。胸が縛られるように痛み、痛みは腹部にまで広がります。クライアントは咳をするときに、頭や胸、腹部をぎゅっとつかみます。寒気を感じますが冷たい飲み物を欲します。一般的には心配性で、繰り返し他者から認められることを求めます。右側を下にしては横になれません。
- プルサティーラ
- 出たりおさまったりする咳に。むかついて息のつまるような咳。夜間は乾いた咳で朝になると楽な咳になります。夜、横になると咳がひどくなり、クライアントは身体を起こしたり、特別な枕(横にならないような)を使わなければなりません。胸がひりひりと痛みます。咳をした時に尿漏れする場合があります。左側を下にしては眠れません。クライアントは励ましと同情を必要とし、子供の場合はめそめそしてまとわりつきます。症状は外気で好転し、締め切った部屋では悪化します。暖かい部屋に入って来たり、息を吸い込むことで咳が出ます。
- ルス・トックス
- 乾いたイライラする咳で、胸がむずむずします。片方の手など、体のわずか一部分だけを外に出しただけでも、それがきっかけで咳が出ます。夜間に出る乾いた咳。血の味のする咳(実際に血は出ません)。冷たく湿気のある天候で悪化します。休むと悪化するので動き回らなければなりません。
- サルファー
- 窒息しそうな咳で外気を強く求めます。夜間に咳が悪化し、頭と胸に血が勢いよく流れ込みます。胸と顔がほてり、唇とまぶたが赤くなります。足が燃えるように熱くなるので、布団から足を出して寝ます。入浴後、症状が悪化して感じます。
- セピア
- 吐き気をともなう、むかつくような激しい咳に。痰は黄色で濃く、起き上がると悪化します。痰は夜間かまたは朝のどちらかしか出ません。クライアントは疲れて無関心で、どこかに逃げたいと思っています。
Copyright© 2002-2005 Japan Homeopathy Foundation All Rights Reserved
